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2011年1月

2011年1月20日 (木)

深場泳がせでビッグターゲットに挑め!

 昨年11月、相模湾を大いに沸かせたブリの来遊。1m近い魚が上がるとだけあって多くの釣り人が狙ったことでしょう。そして約一ヶ月の沈黙を破り再びその姿を現しました。
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棚はベイトに左右される
Pc133842 ブリが現れた水深は二宮沖180~260m。初島・真鶴沖がルアーで表層にて釣れていることを考えると非常に深い水深です。これはブリの追うベイトのタナによるもので表層ではサンマ・マイワシ・シコイワシを追い掛け補食しています。11月の水深100m前後ではアジ・サバを追ってました。では200m以深に潜むベイトとは何なのでしょうか?
その答えは「カマス」です。脂が乗って人間が食べても非常に美味しく感じるカマスをブリが見過ごす筈はありません。今期は珍しく1月に入っても釣れ続けるカマス。本来なら年末で終了となる釣期の短い魚がブリを呼んできたのです。

深場泳がせ船開始!
この状況に素早く対応したのはやはり大磯邦丸。すでにカマス船団(渚丸・庄治郎丸・恒丸)でも狙っていましたがカマスが好調な事もあって乗船者も多く、流し替えも速いので思ったように狙えない状況が続いていました。
そこに専門船が出船する事で、ハモノをじっくり確実に狙うことができるようになります。しかもブリ以外にイシナギの確率もあるので大物ファンとしては見過ごせません!
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タックルについて
Pb223767深場泳がせ船と言うだけあってリールのラインキャパもそれなりに必要です。仕掛形式はヒラメのそれで船宿推奨は以下の通り
・錘:180~200号
・ハリス:16~20号 1~1.5m
・針:ヒラマサ14~16号orムツ19~20号
・道糸:PE8号400m以上

特に道糸の長さは確実に用意したいところ。狙う水深は200~300mとはいえギリギリの量では潮流の状況や道糸の高切れなどにより釣り自体ができなくなる恐れもあります。号数は8号以上推奨ですが高強度で新しいものであれば6号でも使用可能です。錘は実釣の感じですとPE6号なら150号、PE8号なら200号で問題ないように感じます。
また個人的には仕掛に幹糸の作成をお勧めします。無い状態で沈降中にPEラインへ餌のカマスが絡むと鋭い歯でラインを痛めることとなります。大きな負荷が掛かったときにラインブレイクの原因にもなり、ここぞの大物を逃すことになりかねません。

いざ出船!目指せ大物
P1133873 深場泳がせ初出船の1月13日。3名の釣り人を乗せた邦丸は二ノ宮沖を目指して出港しました。
泳がせ釣りはまず餌釣りからスタート。サバを狙ってのビシ釣りです。ソナーと魚探で反応を探して投下するので掛けること自体は非常に簡単。アナウンスされる指示タナでビシを振れば瞬く間にサバが掛かってくるでしょう。
重視すべきは手返し。餌の確保が速ければ速いほど泳がせ釣りの時間は延びます。いかにトラブルなくサバを釣り続けられるかタイムアタックにチャレンジする気分で挑みましょう!
おすすめはイナダ仕掛。ハリスも太く多少乱雑な扱いでもトラブルなく捌ききれ、ウイリー巻きなら付け餌の必要もありません。
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泳がせ開始!同時にカマス狙いも
P113388930分ほどで餌のサバを確保し、ブリの回遊する200m以深の海域へ。周囲にはカマス船が反応を探しながら右往左往しています。
水深250m。暴れるサバにすばやく針をつけて投入し着底まで約2分。深い水深ですがチューブラー系のロッドならばサバの魚信を捉えることは容易でしょう。指示タナは底から5m。水深は随時変化するので時折クラッチを切って水深を確認することが重要です。
泳がせ釣りのセットが完了したら今度はカマス釣りです。ビシ仕掛けを胴付仕掛けへチェンジしサバの切り身を付けて底付近を狙います。カマス船はこまめに流し替えて反応を追跡しますが泳がせ船は大流し。そのためカマスの遊泳しそうな水深を探り出す必要があります。
P1133882 この時、近くにカマス船がいるならば投入の際に流れる水深アナウンスを聞いてみましょう。泳がせ船の下にカマスが居なくても近くの群の遊泳層がわかればそれだけで釣れる確率は格段に上がります。反応が船下に入れば船長からもアナウンスがあるので両方を照らし合わせれば遊泳層を絞り込むことも容易でしょう。
ちなみにどちらの情報も無い場合は底から錘位置5m前後までを探るのがセオリーです。しかしカマスは底から30m以上浮くこともザラなのでアタリが無ければどんどん探ってゆきましょう。

サバ餌に謎のアタリ・・・
ゆっくりと掛け上がる海底を流す邦丸。プルプルと穂先を揺らすサバのアタリを見ながらカマスを狙っていると、着底とは明らかに違う振動が穂先を揺すります。
不思議に思うもその後シグナルは無し。見間違えかと思いましたが流し替えの回収で上がってきたサバを見るとくっきりと歯形が・・・。
感じとしてブリではありませんが歯のある魚が噛じったのでしょうか? それとも顎の力が強い魚の甘咬みか・・・。正体は掴めませんがハモノは間違えなくいるようです。
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もう少しで食い込んでくれれば・・・。コレも泳がせ釣りの楽しみです

丁度この回収の際に40cm超の良型カマスもヒット。餌としては大きいですし脂の乗りも最高の一尾・・・。しかしアピール力は大きく大型狙いに効果大☆ しかも目の前で庄治郎丸がブリをゲット!
・・・・・相当迷いましたが針に装着。この魚で仕留めましょう!

海面に刺さるロッド!ブリ到来☆
P1133879 先の大型カマスを付けた泳がせ仕掛けを投入し、カマス仕掛けを下ろして釣り始めた直後。まさかの速攻!
カマスを掛けてふと泳がせロッドを見ると穂先が海面に突き刺さっています!!10秒ほど前に見たときは何も無かったのにサバ餌ではありえない即飲みです!
急いでカマスロッドを他者へまかせ泳がせロッドへ。幸い大型ムツ針を使用していたので向こう合わせ状態でガッチリと掛かったようです。グイグイと力強く引き込むパワーとスピードからブリに間違いないでしょう!大きく弧 を描くMBスティング240M。重量も中々のものですがフロロ20号で組んだ仕掛けならばブリ相手にラインブレイクの心配は無し!ロッドの対応ハリスも30号なので思い切り曲げてリフトする事が可能です。
P1133881やがてゆっくりと姿を見せたのは予想通りのブリ。船長の差し出すネットへ無事に収まりました。そして船内に上げてみると実に太い!早速全長と重量を計ると97cm9.3kg!前回の最大魚も97cmでしたが重量は1kg以上重く、太さも比ではありません。深い水深の低温と脂の乗ったカマスがこの肥えたブリを育んだのでしょう♪

同乗者へ強烈なアタリ!
P1133883 ブリをクーラーで血抜きし、すでに満足して泳がせとカマス釣りを再開すると同乗した他店舗スタッフへ強烈なアタリ到来!グラス1ピースの剛竿を大きく曲げる様子からパワーは明らかにブリの比ではありません!これはイシナギが来たのでしょうか?
グイグイとドラグを引きだしますが10分ほどすると引きも大分落ち着いてきました。ここから250mをリフトしてゆきます!!その重量は強烈そのもの。それでも大型魚を信じ、船内全員が協力して必死に魚を寄せてゆきます。
ファイト開始から20分ほどで残り100mを切ると重さが少し抜けてきました。イシナギならば水圧が減ると浮き袋のガスが膨張して浮力を持ち、巻き上げが軽くなる傾向があります。この魚も同様なのでしょうか!? 他店舗スタッフは苦悶の表情を浮かべるもここは正念場。力の限り巻き上げるしかありません。
O0800060010980171403 さらに10分経過。掛かってから30分が経過し残りのラインが20mを切りました。透明度の高い冬の海ならば、そろそろ見えてくるはずです!白い魚体に「ボコッ」と大きな気泡が浮けばイシナギ確定。ジワリジワリと巻き上がる様子に誰もが固唾を飲んで水中を凝視すると大きく白い魚体がユラリと姿を現しました。
揺れる水面で魚体の確認が困難な状況ですが最後の力を振り搾って巻き上げると徐々に姿がハッキリとします。

 

 

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・・・・・・・・が、暗色の背中と白い腹の大型魚の正体は全長3m弱のオナガサメorz
乗船者全員が無念で脱力してしまいました。特にここまでファイトし続けた他店舗スタッフは無念でならなかったでしょう。しかしこれも泳がせ釣りの付き物。気落ちせず頑張ってゆきましょう!

その後もアタリ継続!
オナガサメ以降しばらくアタリが遠のくも後半よりポツリポツリとアタリは出て、もう一人の乗船者も15分のファイトの末、95cmのブリゲット!
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P1133888 私もアタリは再びあったのですが無念のバラシorz そして謎の生首と追釣できず・・・。アタリに対して取り込み率が低いのも泳がせ釣りならでは。これも楽しみとして捉えねばなりません。
カマスも順調に釣れて10~15匹。今回は餌扱いですが、この魚も食べては非常に美味しい魚です。専門船も高い人気を誇る釣り物。ブリとカマスが両方揃うとなればアフターフィッシングが楽しみでなりません♪

カマス回遊中はチャンスか!?
今期は例年に無くカマスの群れが相模湾にとどまっており、この影響もあって大型ブリが依然回遊しております。1月20日には10kg級も上がり、数は減ってきましたがまだまだ夢があります。またカマス船では40kgや70kgのビッグイシナギも浮上しました! こんなサイズが港から15分以内にいるのです。
身近なフィールドで大物釣りが楽しめるチャンス。この機会をお見逃し無く♪

Pb223765 【利用船宿】
大磯 邦丸
℡/0463-61-4845
深場泳がせ船 10,000円
(3名より出船)

参考釣行:
泳がせ・カマスのノウハウはコチラ↓

激熱!相模湾泳がせブリ
再チャレンジ!相模湾大カマス

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