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2010年12月17日 (金)

再チャレンジ!相模湾大カマス

 11月頃よりスタートした相模湾の大カマス船。一時不調に陥るも12月に入って一気に活性を上げてきました。脂の乗った大カマスを今度こそツ抜けすべく片瀬渚丸を訪れました。

Pc133844

活性の上がったカマスに挑む
当日は雨に北風がやや吹く予報とあって釣り人は私を含めて3名。釣り場は江ノ島より西の二ノ宮沖とのことです。
カマス釣りは「誘い」「アワセ」など釣り人に技術を求めるテクニカルな釣りです。さらにカマスの活性の高低によっても行うテクニックも変わってきます。情報によるとここ数日は高活性で数もかなり上がっている模様。前回は厳しかったですが今回はかなり期待できそうです。
早々に準備をすすめ、雨宮船長より最近の傾向と要点を説明して頂きました。

中層に浮いた群
Pc133845 カマス釣りというと底から数m前後を探るイメージが強いですが最近は群が浮いている模様。「水深は300mあっても150m前後を探ることが多いね」と船長。どうやら群の規模も大きく、中層で活発に餌を追っているようです。
浮いた群といっても釣り方は「普段と同じ」だそうですが中・小型も多く「小さいアタリを捉えたら、そっと送り込んで食い込ませる。そして強めのアタリが来たらしっかり3回程アワセる」これが重要だそうです。アワセを複数回行うのは硬いカマスの口にしっかり針を貫通させるためでこの動作によりバラシを最小に止めます。

追い喰いを促す
Pb053699 活性が高いときは追い喰いで数を伸ばしたいところ。船長が仰るには「最初の魚をアワセたらその状態で次のアタリをとる」とのこと。一匹掛かればその魚が暴れることにより適度に餌が動いて誘いになります。そこに次のカマスがアタってくるというわけです。
これだけでも十分に釣れますが更なる釣果を求めるならもう一工夫しましょう。標準3本針の仕掛けですが高活性時は連結するなどして針数を増やします。「針数が倍なら釣果はそれ以上」と船長もいうように探れるタナが増えることによってアタリも確実に増えます。
しかしアタリの最もでるタナは案外狭いものです。そこで同じ流しの中ならば船長のアナウンスや回収した仕掛けからカマスの濃い層を探り出し、アタリが出る度にそのタナに餌の付いた針を入れるようにして行きます。一番上の針をタナに入れているのならアタったらアワセて幹間分巻き上げる。それを繰り返すことでより多くのカマスを掛けてゆくことができるでしょう。

二ノ宮沖にて実釣スタート
Pc133839 二ノ宮沖まで約40分。到着すると同じくカマスを狙う平塚庄治郎丸やアジ船・オニカサゴ船がちらほら。天候の割に波は穏やかで釣りに問題なさそうです。
しばらく僚船の側を動いて反応を見つけると投入の合図。最初の指示棚は80mとかなり浅め。さぁ今日の活性はどうでしょう? 期待に胸膨らませる1投目。錘150号をつけた仕掛けは落下速度も早く、80mまではすんなり到着。そしてクラッチを戻すと同時に「コツ、コツ」と小さいアタリ。船長のレクチャーに従いこれを送り、「グッ」と押さえ込んだところでアワセ! しかしこれは掛からず・・・。次のアタリを待つと今度は竿先を激しく揺らす引き込み。実に見覚えのあるアタリに仕掛けを高速で巻き上げると付いていたのは30cm強の細身のゴマサバ。食べるにも微妙なサイズです。それよりも他の針を確認すると見事に下だけ噛じり取られた切り身が2つ。やはり先程のアタリはカマスだったようです。
「朝方はサバが多い」船長の説明通りしばらくはサバ多数。しかしその中に混ざる微妙なカマスのアタリ。サバの邪魔の中でこれを捉えてアワセるには集中力が必要です。
しかしカマスの活性は悪くありません。船内でもポツポツとカマスが取り込まれてゆきます。
私も2投目で待望のカマスGet♪ その後も流し替える度にアタリが出て数を伸ばして行きます。

本命に近づくサバ対策
Pb223770 順調にカマスのアタリを捉えて行きますが困ったことに朝が過ぎてもサバの活性は下がりません。サバの活性が高いと落下途中の仕掛けに食いつき落下を止められてしまいます。いくらカマスの活性が高くとも泳いでいるタナまで届かないことには釣り上げることは不可能です。
このとき着目したいのは針や夜光玉。アジビシ釣りをされる方ならご存じと思いますが、アジ釣りにおいてサバが多いときは夜光玉のない銀針を仕掛けを用います。本命へのアピール力も下がりますがサバに気付かれず本命へアプローチする機会が増え結果として釣果を伸ばせます。
カマス釣りにおいてもこれは同じです。仕掛けを地味にすることでサバを突破するのです。渚丸のオリジナル仕掛けはこの点に考慮し3本針中、夜光玉はピンク一つが付くのみ。取り外しも可能で高確率でカマスのタナを攻めることが可能です。

多点針で攻める
Pc133834 やがてサバの群も薄くなり、仕掛けがタナに到達する確率も高くなってきました。しかもカマスの活性は変わっていません。そうなればぜひ行いたいのが針数の増設。具体的には仕掛け連結や多点針仕掛けへの交換です。
これにより攻められるタナも広くなりチャンスも倍増。先に記した通りカマスの濃いタナを探り出して効率的に探れれば数も飛躍的に伸びます。チャンスは最大限活かしましょう。
ただし欲張り過ぎは禁物!針数が増えればそれだけ手間も増えます。自分が扱いきれない針数になれば手返しの低下とトラブルを招き釣果を落としかねません。あくまで自信の扱いきれる数にしましょう。
また針数を増やすつもりならマグネット板は必須。きちんと針を整頓して並べればトラブルの無い投入が可能となります。
もし多点針仕掛けを自作するのであれば幹間を多少詰めた仕掛けがおすすめ。通常は120cm前後を100cm前後にすれば仕掛け全長を抑えつつタナも探りやすい。カマスのタナは広く15mほどで通常は10m以内がほとんどです。

大型来遊!ハリス切れを防げ
Pb053714 増えた針数によって順調に数を重ねてゆきますが「グン、グン」と小さい魚信ながら最初から本アタリを出してくるアタリも増えてきました。それと併せてポツリポツリとハリス切れも出てきます。こうしたアタリを上手くアワセて上げると大抵は良型カマス。これらをより多くしとめるにはどうすればよいのでしょう?
雨宮船長に尋ねると
「大型は口も大きく、アタリを逃すと飲まれて簡単に切られてしまう。だからアタリを見逃さずにしっかりアワセる。このとき大型は口が更に硬いので3回のアワセを巻きながら行うと巻き上げの力も加わり針を貫通させやすくなる」
さすが日夜カマスを研究し「釣りもので最もカマスが好き」と公言する船長です。時折操舵室から出ては瞬く間に数を重ねる技術は凄まじいの一言。空いている日は時折竿を出されるので一見の価値ありです!

針のカラーも釣果に影響
船長のアドバイスを受けて良型カマスも上がるようになってきました。クーラーにもすでに多数のカマスが収まっていますがカマスの喰いは止まりません。仕掛けを下ろせば依然高確率でアタリを捉えらることができます。
この状況に針のテストを敢行!岸から狙う小型カマス釣りでは金バリにフラッシャーのカマスサビキがド定番です。しかし船で狙う大カマスに派手な針を用いた仕掛けを見ることはありません。ですがフィッシュイーターであるカマスが派手な針を嫌うと思えません。高活性なら派手な方が効果は高いのではと考えられるのです。
そこで事前に用意した「金平打ち・銀ホロ・黒」の3種の針を取り出し、流し替えの間に交換し実験開始。一投目から順調にアタリを捉え、沖揚がりまで続けてた結果は以下の通り。

Pc133835_2・金平打ち
アタリは最も多くカマスへのアピール大。しかしサバの邪魔も最多。
結論:カマスの活性が高い時や日照の少ないときに効果的。

・銀ホロ
アタリもまずまず。サバの邪魔も普通で実に平均的。
結論:迷ったらこのカラー。どの状況にも程々の結果。

・黒
アタリは少な目。しかしサバの邪魔が少なく本命確率は最も高い。
結論:サバ多数やカマスが低活性なときは効果的。

針のカラー1つでも侮れません。魚に最も近い部分だからこそ拘らなければならないのです。

Pc133842_2 このような実験を行いながらでも今回は47匹の釣果を達成。中層に浮いたカマス攻略や針カラーにおける喰いの差など有意義な経験ができました。釣期は短くもゲーム性の高さとアフターフィッシングの食味はトップクラス。タチウオやカワハギに楽しさを感じる人であればすんなり入門できるでしょう。釣期の短い釣り物ですが是非チャレンジしてみて下さい。

さらに詳しく知りたければ・・
日夜カマス釣りを研究する雨宮船長。わからないことは聞けば親切丁寧に教えてくれるでしょう。
そして現在「つりビジョン」HPにて渚丸の特集を放映中!これをみれば釣り方から船長の人柄、カマスの調理までしっかり覚えることが可能です。
必殺!釣果請負人 神奈川県片瀬新港「渚丸」
さらに先月「@ニフティつり」にて渚丸のカマス船レポートも掲載されています。この時はやや渋めの活性でしたが詳しくテクニックが記載されているのでぜひご覧下さい。
相模湾の秋の風物詩、アカカマスを狙う! -実釣編-
相模湾の秋の風物詩、アカカマスを狙う! -準備編-
併せて参考までに私の前回釣行のレポートです。
誘いが勝負!深場の大カマス

Pb053702片瀬 渚丸
℡/0466-33-1091

【大カマス船】

餌・氷付 9500円

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