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2010年2月11日 (木)

日帰りも可能!大島ウキフカセ

本土から最も近い伊豆七島、大島。通常は宿泊での釣行が望ましい釣り場ですが、実は強行日帰り釣行も可能。今回は日帰り釣行にてウキフカセでメジナを狙ってきました。

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アタリ棚を見つけ出せ!
今回の釣り方は全層釣法。この釣法はウキで止めて一定の棚を狙うのではなく、道糸の操作で仕掛を送り込み、浅い棚から深い棚まで幅広く探る釣法です。広く探るのでアタリ棚を見つけ易く、様々な状況に対応しやすい汎用性があります。ただし仕掛けの操作はやや難しく、風浪による糸フケを修正し安定させ送るには慣れも必要。きっちりと考えを持って操作しないと見当違いの棚を探ることにもなってしまいます。
この釣りではウキを「浮かせるか」「沈めるか」で大きく分けることができます。
・遊動仕掛けで浮かせる場合
一般に全遊動釣法。ウキを浮かせ仕掛を送り込む釣法です。仕掛の場所が明白で、ギリギリの浮力を選べばアタリでウキも沈みます。
近中距離に適し、10mぐらいまでを探るのに適しています。

・遊動仕掛けで沈める場合
全遊動釣法よりも深棚を中心に探る際に用いられます。ウキの浮力より若干マイナスになるよう遊動仕掛けをに組み、ウキ止め位置まで素早く沈めた後、ゆっくりと沈めてゆきます。
上層に見込みが薄いのなら素早く通過させることができ、深棚を集中的に探ることができます。
この釣りは仕掛けの組み上げが非常に重要です。仕掛けが馴染んだ後にゆっくり沈めるようにするには予めテストし、現場で針重量や塩分濃度による浮力誤差を修正する技術が必要です。
アタリはラインの動きと穂先でとってゆきます。

・沈むウキを使用する場合
この方法は遠投して棚を探りたいときに有効で、ウキが潮に乗りながら沈むので仕掛けを送りやすく、仕掛けもシンプルです。
当然ウキは見えないのでアタリはラインと穂先でとります。そのためラインメンディングが重要で、怠るとアタリが読めないばかりか流すコースが想定から外れてしまいます。

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・全誘導釣法用のウキは内径を変化させラインの放出性を高め、アタリで沈み易くしたモデルが主流。
・遊動仕掛けで沈める場合は残浮力の調整がキモ。水中ウキやウキゴム、ヨージなどのパーツで調整。
・沈むウキには浮力調整できるものも。00号は昼夜アダプターをつけると000号に変身できます。

実釣レポート
午前6時の到着ともに真っ先に向ったのは「野田浜」の磯。朝マヅメのチャンスに一発を狙います。
P1181578まず足元へコマセを撒き様子を見ると、微細な餌盗りがチラホラ。そこに35cmぐらいのメジナも姿を見せています。ひとまず手前に仕掛けを入れると付け餌は1分と耐ちません。
コマセワークで分断することも出来ますが、実績のある遠投に勝負を掛けます。すると直ぐに鋭くラインが走るアタリ到来!ビシッとアワセてロッドでためると簡単に浮いてきたのはチャリコでした。
この後同様に流し続けるもアタリは一向に訪れず。次の釣り場「赤岩」へと移動しました。天気予報を見る限り南西風が強まる予報。昼までの勝負です。
駐車スペースに車をおいて磯を目指して歩き始めると海上保安庁や警察の方々が多数磯を歩いています。気になって聞いてみると前日に行方不明者が出た模様。場所から考えると落水でしょう。事故防止の為にもフローティングベストは確実に着用しなければいけませんね。
物々しい雰囲気ですが、コマセを撒くと餌盗りの姿がチラホラ。しかし潮通しの良いこの場所にしては珍しくコマセが真っ直ぐ沈んでゆきます。試しに数箇所に軽く撒いて流れを見てみると、手前や沖へと流れはありますが普段に比べてかなり緩いようです。
P2081701 始めて数投でメジナも姿を現しましたが、コマセに反応しているサイズは小型が中心。きっと奥には深みで身を潜める良型がいるはずです。そこで数本ある流れから沖から手前へ入る潮を使い、仕掛けを馴染ませた状態で磯際に寄せるとジワリとラインを持ってゆくアタリ! すかさずアワセると重量はあるも引きが遅い・・・。ハエ根に注意しながら上げてくると正体はタカノハダイ。これが掛かったということは底潮は本当に動いていないようです。
ここで同行者たちの様子に目を向けると全遊動釣法で釣っているものは25cm前後のオナガメジナが多数。磯際を這わせて狙っているものは40cm弱の良型を獲っています。
P2081705 やはり磯際に分があるのでしょうか? それを検証すべく別コースで沖から仕掛を馴染ませて寄せてみると弛みを出していたラインがピタリと止まりました。居食いのアタリをアワセると多少引くもの微妙な重量感・・・。抵抗も無く水面に姿を見せたのはショウサイフグ。船釣りなら喜ぶべき良型なのですが・・・。
同様に流し続けるも以降掛かるのは小メジナばかり。そして予報通り風が強くなり移動することとなりました。
いよいよ最後の釣り場カキハラへ移動してきました。南西風が吹けばここか泉津が逃げ場所となります。
ゴロタ中心で浅いので仕掛を軽くして勝負。コマセを打つと白っぽいササヨ(ノトイスズミ)が姿を見せています。カキハラは低めの磯で、足元から沖へ続く溝が点在します。今回もその一本を選び沖を狙います。
P2081713 足元から潮が払うタイミングでコマセを打ち、溝にそって沖へコマセを効かせ始めるとアタリは続出!しかし掛かってくるのは小型ばかり。本当は小型を手前に集めたい所ですが、距離が遠いので見えるササヨを足止めするぐらいしかできません。
こうなれば手数勝負と投入を繰り返すうちに徐々に型も大きくなりはじめました。小型が減ったというより中型が増えたようで沖で僅かに水面がざわついています。
しかし無常にもタイムアップ・・・。粘りたいところですが船に乗り遅れるわけには行きません。このまま夕方までせめれば確実に良型は仕留められたと思われるだけに残念です。
こうして今回はここで納竿。良型こそ仕留められませんでしたが、無数のメジナと遊ぶことができ中々楽しむことができました。

P1191624今回の日帰り釣行ルート
東京竹芝桟橋22:00-[東海汽船かめりあ丸]→大島岡田港06:00
[レンタカー]→野田浜06:30~07:30→赤岩09:00~12:00→カキハラ13:30~15:30
大島元町港16:40-[東海汽船高速船 夢 ]→熱海港17:25-[市営バス]→熱海駅17:40

各ポイントの特徴
P1181582 ・野田浜
大島の北西部に位置する磯で、入港地から11月~2月一杯は朝マヅメが間に合う貴重なポイント。
一日平均して釣れることは希で、朝夕のマヅメに移動するメジナを狙い打つ場所です。通常は餌盗りは少なく、手前は浅いので遠投がメインとなります。
荒れ気味の時は手前にサラシも広がり、手前の浅場で良型の数釣りが楽しめます。
バスで行くことはできず、レンタカーは必須。入磯までは5分ほどです。

P1181599 ・赤岩
大島の南西部に位置する磯で、島内屈指の上物ポイント。
冬のメジナはもちろん、夏秋の回遊魚も非常に高い実績を誇ります。
「潮通しが良く、サラシも広がり、水深もある」と好条件備えています。餌盗りも相応におり、コマセワークでの分断がキーポイントとなります。
季節風の南西風は正面となり、急な天候悪化も多く、起伏激しい形状も合わさって転落事故が絶えません。入磯の際は十分注意してください。
バスでは「送信所前」で下車。入磯は駐車スペースから20分。バス停からは30分です。

P2081711 ・カキハラ
大島の南東部に位置する磯で、後方が崖状のため南西風をシャットアウトします。
低めでゴロタ混じりで冬場は海苔が多く滑ります。フェルト系ブーツの着用が望ましい磯です。
手前は大岩混じりで浅いながらも海中起伏が激しく、岩脇や沖から出てくる魚を狙います。
夕マヅメは有力で40cm級も数多く掛かりますが、岩に潜られないよう一気に浮上させるファイトが必須です。
バスでは「波浮セミナーハウス前」下車で徒歩20分ほど。入磯は駐車スペースから5分。バス停からは25分です。

【釣行データ】
P1181595[釣行日]10年02月08日
[釣り場]伊豆大島 野田浜・赤岩・カキハラ
[ロッド]メガドライM2 1.2-53
[リール]BB-Xテクニウム3000DHG
[ライン]テクニシャン オ・シャ・レ2.5号
[仕掛け]MDS00号・潮受けウキゴムL
       ハリス2号2m・あわせちゃダメジナ9号
[コマセ]オキアミ5kg+強力グレZ本流1袋
[付け餌]オキアミL・ノリ

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