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2009年11月

2009年11月19日 (木)

良いトコ取り!まとめて狙うカワハギ&イカ類

 秋の深まりと共に肝が肥えゆくカワハギ。そして代表料理「肝合え」。
冬に備えてエサを貪るカワハギはその栄養を肝に溜め込みます。白くでっぷりとした肝を溶かした醤油に刺身を付けて食べる。シンプルながらも食通をも唸らせる一品です。
さらにその肝醤油に今年生まれの柔らかいイカの刺身を合わせても絶品!美味しい魚とイカが両方手に出来れば言うこと無しです。今回はこれらの同時に狙える釣法について考えてみます。

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美味しいカワハギと美味しいイカが両方釣れれば大満足!過去の試験釣行はコチラ

カワハギ釣り場ではイカも釣れる
P2040267カワハギ船ではアオリイカを狙ってエギをシャクる人見かけることがあります。カワハギの生息域はイカ類と重なっており、岩礁・藻場ではアオリイカやマルイカ、砂地が多い場所ではスミイカが見られます。
カワハギは好奇心旺盛な魚でエギを怖がるどころか興味を持って寄って来ることが多く、イカもカワハギ仕掛を極端に嫌うこともないので二つの釣りは両立できるのです。

両方をまとめて狙うには?
Pb151386同じ釣り場に美味しい釣り物が二つ。しかし普通に狙ってはどちらか一つしか狙うことが出来ません。何か良い手は無いものか・・・?
まずは皆一度は考えるスナップでスッテやエギをつける方法。たしかにこれでも釣れました。しかし釣れる確立は決して高くなく、運良く混ざる程度でした。
ここで色々考察した結果、イカ類の特にアオリイカにはフォールがキーポイントになると結論に至り、仕掛けの改良に着手。道糸に1ヒロの先糸結び、ビーズ+スナップ+ビーズの順に入れ、その区間をエギが遊動する仕掛けに改良しました。するとアオリイカやスミイカの乗りが格段に良くなり、より効果的に狙うことが出来るようになりました。

まとめて狙う際のアクション
先で作成した仕掛けで両者を効率よく狙うにはどのようなアクションが有効か?数回のテストでは時折誘い上げを入れるだけで良いようです。
集器の部分がエギとなり先糸区間を遊動しているので、時折誘い上げてエギを先糸接続部付近まで上げます。その後、仕掛けを落とすと先に沈降した仕掛けに先糸を伝ってゆっくりとエギがフォールしてゆきます。この部分で乗ることが多く、特にアオリイカには有効です。
またタタキ釣りの時にはエギが仕掛けと共にシェイクします。このアクションはスミイカやマルイカに対して有効で、暴れるエギを見てカワハギの寄りも良好です。

両狙い仕掛けの弱点
利点の多い仕掛けながら当然弱点も存在します。それはカワハギ釣りにおけるタルマセ釣りが出来ないということ。糸を緩めれば弛みますがエギの沈降速度は鉛に比べて格段に遅く、常に張らず緩めずの状態になってしまいます。メリハリの利いた弛ませはできません。
またもう一つの弱点はエギが潮流を受けるので3号以上のサイズは適さないこと。特に潮が早いと2号エギで30号の錘でも流されることがあります。大潮などの潮流が早い時には向いていません。

いざ出船も・・・
Pb151388カワハギ&イカ両狙いで久々の日曜日釣行。やってきた片瀬港には多くの釣り人で賑わっています。今回お世話になった萬司郎丸もカワハギやイナダを狙い多くの釣り人が訪れています。
待合所でひと時の談笑を楽しんだ後、船に乗り込み出船となりました。釣り場の江ノ島沖までは僅か10分足らずの近場で、最近型も数もまとまってきたようで期待が持てます。

しかし・・・・・

Pb151405 当日は富士山もくっきり見える快晴。遠方の景色まで良く見えます。
感の良い方はお気づきと思いますが、気圧が下がると空気の密度が下がるので景色が良く見えます。
そう、残念ながら出船後より強風に見舞われ、無念の1時間早揚がりorz
なんとかカワハギの顔は拝めましたがイカ類に出会うことは出来ませんでした。
たまにはこんな日もあります。気を取り直してまた訪れるとしましょう。

Pb160118 片瀬 萬司郎丸
℡ 0466-23-8309

【使用タックル】
〔ロッド〕極鋭ゲームセンサー165
〔リール〕メタニウムMg7左
〔ライン〕PE1.5号100m
〔仕掛け〕胴付3本針(ワイドフック4.5号・ハリス3.5号・幹糸4号)+錘30号+エギ王Qイトヨリ2号

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2009年11月 7日 (土)

目指せ大判!西伊豆ボートヒラメ

 水温が下がるこの時期に次々と解禁になる人気ターゲットヒラメ。
海底に身を潜め、近づいた小魚に襲い掛かる典型的なフィッシュイーターです。
今回はこのヒラメを仕留めるべく西伊豆田子より船外機ボートで狙ってきました。
当日は天気予報が非常に悪く、出船も危ぶまれましたが、周囲を山や島に囲われた田子湾は意外にもベタ凪でした。手続きを済ませて朝6時より出船。狙うは砂地の駆け上がりです。

【11月02日 西伊豆田子湾ボート釣行】

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田子湾でのヒラメポイント
Dsc00080  起伏に富んだ田子湾内は様々なポイントが点在します。代表的な場所を上げてみますと

・めがね岩周辺
・弁天島周辺
・別荘下周辺
・沖堤前航路脇

P1000056 湾内の最深部で45mほどで、いずれも25~40mのカケアガリにて実績が高いように感じます。
また船外機ボートで凪ていれば湾外にもポイントが点在し田子島裏、田子島表、沖ノ島脇なども狙い目。湾外は水深も深い場所が多いですが、同じぐらいの水深を狙います。

ボートでの活餌は?
 さてヒラメ釣りといえばエサは活マイワシが定番ですが、ボート釣りで用意するのは困難。
ですのでエサに使用するのは「活きアジ」。伊豆半島では取り扱う釣具屋も多く、値段は1匹100~150円。一日目安で15匹もあれば十分です。
また活きアジを使用すると1kg未満のソゲの混じりが少なく、効率よく良型を狙うことが出来ます。

ヒラメ探索!流しの種類
P1000057  船外機ボートで流すとなるとエンジンかパラシュートアンカーです。
前者は自分の思うポイントを好きなように流せますが、エンジンの操作で竿の操作が雑になりがち。
後者は流す速度やコースの細かい調整が効きませんが、竿の操作に集中することが出来ます。
今回はパラシュートアンカーで流すので、ポイント周辺に到着したら魚探でコースの起伏を下見して投入です。
浮子→錘子→幌の順番で入れ、途中で絡まることの無いようロープを解しながら投入しましょう。幌が展開しロープが張れば完了となります。

ゆっくりと流れるボート。日中のヒラメは待ち伏せ型の捕食スタイル。潮通しや起伏にとんだ場所に潜み、気付かず近寄った魚をガブリと捕食します。
このスタイルゆえに一箇所に留まるよりも、流して広く探るほうが遭遇率が高いのです。
また流していると水深は刻々と変化してゆきます。まめな底取りで仕掛けが適正な状態になるよう心掛けましょう。

暴れる活きアジ。捕食魚の気配
 海中に沈めた活きアジは始めは水圧変化に驚き暴れますが、しばらくすると落ち着きます。
アジ様子は穂先の振動で読み取ることが出来ます。普段は時折竿に振動が出る程度ですが、突然竿を激しく揺すって暴れることがあります。
この状態はアジの傍には捕食魚が近づいてきている証拠であり、身に迫る危険から必死に逃げようとするシグナル。釣り人にとってチャンス到来となります。

「ヒラメ40」食い込みからアワセ
 暴れ続ける穂先が突如大きく振動し止まるとヒラメがアジを捕らえた合図。そこからの食い込ませが勝負です。
ヒラメの捕食は飛び上がるように獲物の胴体へ噛み付き、海底に戻ります。そして獲物を咥え直して頭から飲み込もうとします。この咥え直している動作こそ、ヒラメ釣りにおける「待ち」であり、堪えどころとなるのです。
餌を咥え直し、飲み込もうとしたらアワセに入ります。アワセは鋭くガツンと入れるではなく、重みを感じながら竿を立てるようにしてアワセます。そうする事で口の中の餌より針を立たせ、すっぽ抜けを防ぎます。
無事にアワセが決まればヒラメは激しい抵抗を見せます。平たい体形は瞬発力が抜群。仕掛けへ掛かる瞬間的な負荷が大きいので、必ずドラグを調整しておきましょう。
引きをいなして水面までくれば後はタモ入れ。ヒラメは水圧変化で弱る事は少なく、水面でも激しい抵抗を見せます。バレれば直ぐに潜ってしまうのでスムーズにタモ入れしたいものです。

ヒラメ以外の捕食魚たち
 ヒラメ釣りでは餌の魚の狙って様々な外道が掛かってきます。美味しい魚から厄介な魚まで様々。田子湾で混ざる魚は美味しいものが多いので是非釣り上げましょう。

P6080722 ・マハタ&アカハタ
岩礁周りで狙っていると多い魚です。アタリは餌を一息で喰うのでいきなり竿を引きこんできます。もたもたすると根に入ってしまう事も多いので岩礁周りを攻めているときは注意しましょう。

3055203_2025039619 ・マトウダイ
砂地の場所で多い魚です。「ゴツゴツ」とアタってから重いだけの時はこの魚で、抵抗も無くヒラリヒラリと上がってきます。美味しい魚ですがハリを飲み込まれてしまうことも多く、仕掛けの予備が少ないと厄介な魚です。

Pc250163 ・イナダ&ワラサ
湾口や湾外で多く、活きアジをじゃれ付くように襲います。アタリは竿が激しく上下することが多く、アワセ損ねてもアジが残っていれば再アタックしてきます。引きも中々強く、ワラサ級ならハリス切れにも注意しましょう。

3055203_1632106884 ・イカ類
冬から初夏に掛けて多く、穂先が「クンクン」と引張られるようなアタリがでます。回収してアジの頭部付近が抉られていればイカです。ヒラメ仕掛けでは掛けることは難しく、専用のイカ針が必要となります。

3055203_215412537 ・ウツボ
岩礁周りで多く、仕掛けやアジを痛める厄介者です。アタリは「ゴツゴツ」と出てゆっくり走ることが多く、アワセが遅れれば根に、決まれば仕掛けをグシャグシャにしながら上がって釣り人に噛み付こうとします。

一筋縄でいかない自然の天候
Dsc00084 当日は天気予報が非常に悪く、出船も危ぶまれましたが、周囲を山や島に囲われた田子湾は意外にもベタ凪。手続きを済ませて朝6時より出船。狙うは砂地の駆け上がりです。
まず目指したのはメガネ岩周辺。岩周辺は急斜面のカケアガリとなっており潮流変化も多く、魚も多い有望ポイントです。しかし前日の大雨・雷・洪水注意報の影響で水潮に・・・。こうなると湾奥は厳しい状態です。
安定した状態を求めて今度は湾外へ。田子島を目指して進路をとりますが湾口を過ぎると大きなウネリ。釣りができないほどではありませんが、このウネリは身体に堪えます・・・。加えて大潮による潮流が早く、2ノット近い速度で流されてゆきます。
湾奥・湾外がダメならば今度は湾口の弁天島周辺へ。ここは潮流も緩やかで釣りになりそうです。風は北東方面から吹いているので風上となる別荘下まで移動しパラシュートアンカーを投入します。
パラシュートが広がり船が減速すれば釣り開始。別荘下から弁天島に掛けては急斜面のカケアガリ淵を流すコースとなり、ヒラメ以外にもマダイの好ポイントとなっています。
エサの活きアジを手早くつけて海中に沈め、刻々と変化する水深に合わせて底棚を取り直してゆきます。基本は砂地ながら大きな岩も転がる海底は油断すると根掛かることもあるので置き竿放置は危険です。
中々アタらず2流し目。今度は流すコースを沖よりに変えて流してゆきます。流しだして弁天島のカケアガリに差し掛かった時、竿先がアジの変化を捉えました。
ハリを外さんばかりに暴れるアジ。これは捕食魚が寄ってきたかもしれません。すると一際大きく暴れた後に待望のアタリ到来!船の行き足に注意しながら糸を送り込んでゆくと大きく引き込んできました。
P1000051 大きくゆっくりと竿を起こすと確かな重量感。アワセが決まったようです。途中ドラグを引き出しながらゆっくりと上がってきたのはヒラメ。テンション変化に気をつけてタモに入れると腹側が真っ白な54cmの天然物でした♪
中々のサイズを仕留め、2匹目を狙おうとすると風向きが変わり強く吹き始めました。ウネリが残る海には白波ウサギが飛び、青かった空は雲に覆われはじめています。
天候の急変は良くあることですが調子が出てきたところでの早揚がりは悔しいところ。しかし『船板一枚下は地獄』。自己責任が求められるボート釣りでは荒天で引く決断は必要です。
やや物足りない釣行とはなりましたが、目的のヒラメを釣ることには成功しました。これから水温が下がれば本格的なシーズンを迎えます。自身の感や作戦が試されるボート釣りで天然ヒラメを狙ってみてはいかがでしょう?

P1000050西伊豆田子 若竹丸
℡055-853-0314

[ロッド]リーディングXA73 205Ⅱ
[リール]電動丸400C
[ライン]ウルトラダイニーマ1.5号200m
[仕掛け]ヒラメ仕掛け 錘40号

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