2011年2月18日 (金)

ブログ移転しました

 都合によりブログを移転しました。

新しいブログは→ http://tj-web.jp/blog/p-koba/

どうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m

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2011年1月20日 (木)

深場泳がせでビッグターゲットに挑め!

 昨年11月、相模湾を大いに沸かせたブリの来遊。1m近い魚が上がるとだけあって多くの釣り人が狙ったことでしょう。そして約一ヶ月の沈黙を破り再びその姿を現しました。
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棚はベイトに左右される
Pc133842 ブリが現れた水深は二宮沖180~260m。初島・真鶴沖がルアーで表層にて釣れていることを考えると非常に深い水深です。これはブリの追うベイトのタナによるもので表層ではサンマ・マイワシ・シコイワシを追い掛け補食しています。11月の水深100m前後ではアジ・サバを追ってました。では200m以深に潜むベイトとは何なのでしょうか?
その答えは「カマス」です。脂が乗って人間が食べても非常に美味しく感じるカマスをブリが見過ごす筈はありません。今期は珍しく1月に入っても釣れ続けるカマス。本来なら年末で終了となる釣期の短い魚がブリを呼んできたのです。

深場泳がせ船開始!
この状況に素早く対応したのはやはり大磯邦丸。すでにカマス船団(渚丸・庄治郎丸・恒丸)でも狙っていましたがカマスが好調な事もあって乗船者も多く、流し替えも速いので思ったように狙えない状況が続いていました。
そこに専門船が出船する事で、ハモノをじっくり確実に狙うことができるようになります。しかもブリ以外にイシナギの確率もあるので大物ファンとしては見過ごせません!
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タックルについて
Pb223767深場泳がせ船と言うだけあってリールのラインキャパもそれなりに必要です。仕掛形式はヒラメのそれで船宿推奨は以下の通り
・錘:180~200号
・ハリス:16~20号 1~1.5m
・針:ヒラマサ14~16号orムツ19~20号
・道糸:PE8号400m以上

特に道糸の長さは確実に用意したいところ。狙う水深は200~300mとはいえギリギリの量では潮流の状況や道糸の高切れなどにより釣り自体ができなくなる恐れもあります。号数は8号以上推奨ですが高強度で新しいものであれば6号でも使用可能です。錘は実釣の感じですとPE6号なら150号、PE8号なら200号で問題ないように感じます。
また個人的には仕掛に幹糸の作成をお勧めします。無い状態で沈降中にPEラインへ餌のカマスが絡むと鋭い歯でラインを痛めることとなります。大きな負荷が掛かったときにラインブレイクの原因にもなり、ここぞの大物を逃すことになりかねません。

いざ出船!目指せ大物
P1133873 深場泳がせ初出船の1月13日。3名の釣り人を乗せた邦丸は二ノ宮沖を目指して出港しました。
泳がせ釣りはまず餌釣りからスタート。サバを狙ってのビシ釣りです。ソナーと魚探で反応を探して投下するので掛けること自体は非常に簡単。アナウンスされる指示タナでビシを振れば瞬く間にサバが掛かってくるでしょう。
重視すべきは手返し。餌の確保が速ければ速いほど泳がせ釣りの時間は延びます。いかにトラブルなくサバを釣り続けられるかタイムアタックにチャレンジする気分で挑みましょう!
おすすめはイナダ仕掛。ハリスも太く多少乱雑な扱いでもトラブルなく捌ききれ、ウイリー巻きなら付け餌の必要もありません。
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泳がせ開始!同時にカマス狙いも
P113388930分ほどで餌のサバを確保し、ブリの回遊する200m以深の海域へ。周囲にはカマス船が反応を探しながら右往左往しています。
水深250m。暴れるサバにすばやく針をつけて投入し着底まで約2分。深い水深ですがチューブラー系のロッドならばサバの魚信を捉えることは容易でしょう。指示タナは底から5m。水深は随時変化するので時折クラッチを切って水深を確認することが重要です。
泳がせ釣りのセットが完了したら今度はカマス釣りです。ビシ仕掛けを胴付仕掛けへチェンジしサバの切り身を付けて底付近を狙います。カマス船はこまめに流し替えて反応を追跡しますが泳がせ船は大流し。そのためカマスの遊泳しそうな水深を探り出す必要があります。
P1133882 この時、近くにカマス船がいるならば投入の際に流れる水深アナウンスを聞いてみましょう。泳がせ船の下にカマスが居なくても近くの群の遊泳層がわかればそれだけで釣れる確率は格段に上がります。反応が船下に入れば船長からもアナウンスがあるので両方を照らし合わせれば遊泳層を絞り込むことも容易でしょう。
ちなみにどちらの情報も無い場合は底から錘位置5m前後までを探るのがセオリーです。しかしカマスは底から30m以上浮くこともザラなのでアタリが無ければどんどん探ってゆきましょう。

サバ餌に謎のアタリ・・・
ゆっくりと掛け上がる海底を流す邦丸。プルプルと穂先を揺らすサバのアタリを見ながらカマスを狙っていると、着底とは明らかに違う振動が穂先を揺すります。
不思議に思うもその後シグナルは無し。見間違えかと思いましたが流し替えの回収で上がってきたサバを見るとくっきりと歯形が・・・。
感じとしてブリではありませんが歯のある魚が噛じったのでしょうか? それとも顎の力が強い魚の甘咬みか・・・。正体は掴めませんがハモノは間違えなくいるようです。
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もう少しで食い込んでくれれば・・・。コレも泳がせ釣りの楽しみです

丁度この回収の際に40cm超の良型カマスもヒット。餌としては大きいですし脂の乗りも最高の一尾・・・。しかしアピール力は大きく大型狙いに効果大☆ しかも目の前で庄治郎丸がブリをゲット!
・・・・・相当迷いましたが針に装着。この魚で仕留めましょう!

海面に刺さるロッド!ブリ到来☆
P1133879 先の大型カマスを付けた泳がせ仕掛けを投入し、カマス仕掛けを下ろして釣り始めた直後。まさかの速攻!
カマスを掛けてふと泳がせロッドを見ると穂先が海面に突き刺さっています!!10秒ほど前に見たときは何も無かったのにサバ餌ではありえない即飲みです!
急いでカマスロッドを他者へまかせ泳がせロッドへ。幸い大型ムツ針を使用していたので向こう合わせ状態でガッチリと掛かったようです。グイグイと力強く引き込むパワーとスピードからブリに間違いないでしょう!大きく弧 を描くMBスティング240M。重量も中々のものですがフロロ20号で組んだ仕掛けならばブリ相手にラインブレイクの心配は無し!ロッドの対応ハリスも30号なので思い切り曲げてリフトする事が可能です。
P1133881やがてゆっくりと姿を見せたのは予想通りのブリ。船長の差し出すネットへ無事に収まりました。そして船内に上げてみると実に太い!早速全長と重量を計ると97cm9.3kg!前回の最大魚も97cmでしたが重量は1kg以上重く、太さも比ではありません。深い水深の低温と脂の乗ったカマスがこの肥えたブリを育んだのでしょう♪

同乗者へ強烈なアタリ!
P1133883 ブリをクーラーで血抜きし、すでに満足して泳がせとカマス釣りを再開すると同乗した他店舗スタッフへ強烈なアタリ到来!グラス1ピースの剛竿を大きく曲げる様子からパワーは明らかにブリの比ではありません!これはイシナギが来たのでしょうか?
グイグイとドラグを引きだしますが10分ほどすると引きも大分落ち着いてきました。ここから250mをリフトしてゆきます!!その重量は強烈そのもの。それでも大型魚を信じ、船内全員が協力して必死に魚を寄せてゆきます。
ファイト開始から20分ほどで残り100mを切ると重さが少し抜けてきました。イシナギならば水圧が減ると浮き袋のガスが膨張して浮力を持ち、巻き上げが軽くなる傾向があります。この魚も同様なのでしょうか!? 他店舗スタッフは苦悶の表情を浮かべるもここは正念場。力の限り巻き上げるしかありません。
O0800060010980171403 さらに10分経過。掛かってから30分が経過し残りのラインが20mを切りました。透明度の高い冬の海ならば、そろそろ見えてくるはずです!白い魚体に「ボコッ」と大きな気泡が浮けばイシナギ確定。ジワリジワリと巻き上がる様子に誰もが固唾を飲んで水中を凝視すると大きく白い魚体がユラリと姿を現しました。
揺れる水面で魚体の確認が困難な状況ですが最後の力を振り搾って巻き上げると徐々に姿がハッキリとします。

 

 

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・・・・・・・・が、暗色の背中と白い腹の大型魚の正体は全長3m弱のオナガサメorz
乗船者全員が無念で脱力してしまいました。特にここまでファイトし続けた他店舗スタッフは無念でならなかったでしょう。しかしこれも泳がせ釣りの付き物。気落ちせず頑張ってゆきましょう!

その後もアタリ継続!
オナガサメ以降しばらくアタリが遠のくも後半よりポツリポツリとアタリは出て、もう一人の乗船者も15分のファイトの末、95cmのブリゲット!
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P1133888 私もアタリは再びあったのですが無念のバラシorz そして謎の生首と追釣できず・・・。アタリに対して取り込み率が低いのも泳がせ釣りならでは。これも楽しみとして捉えねばなりません。
カマスも順調に釣れて10~15匹。今回は餌扱いですが、この魚も食べては非常に美味しい魚です。専門船も高い人気を誇る釣り物。ブリとカマスが両方揃うとなればアフターフィッシングが楽しみでなりません♪

カマス回遊中はチャンスか!?
今期は例年に無くカマスの群れが相模湾にとどまっており、この影響もあって大型ブリが依然回遊しております。1月20日には10kg級も上がり、数は減ってきましたがまだまだ夢があります。またカマス船では40kgや70kgのビッグイシナギも浮上しました! こんなサイズが港から15分以内にいるのです。
身近なフィールドで大物釣りが楽しめるチャンス。この機会をお見逃し無く♪

Pb223765 【利用船宿】
大磯 邦丸
℡/0463-61-4845
深場泳がせ船 10,000円
(3名より出船)

参考釣行:
泳がせ・カマスのノウハウはコチラ↓

激熱!相模湾泳がせブリ
再チャレンジ!相模湾大カマス

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2010年12月17日 (金)

再チャレンジ!相模湾大カマス

 11月頃よりスタートした相模湾の大カマス船。一時不調に陥るも12月に入って一気に活性を上げてきました。脂の乗った大カマスを今度こそツ抜けすべく片瀬渚丸を訪れました。

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活性の上がったカマスに挑む
当日は雨に北風がやや吹く予報とあって釣り人は私を含めて3名。釣り場は江ノ島より西の二ノ宮沖とのことです。
カマス釣りは「誘い」「アワセ」など釣り人に技術を求めるテクニカルな釣りです。さらにカマスの活性の高低によっても行うテクニックも変わってきます。情報によるとここ数日は高活性で数もかなり上がっている模様。前回は厳しかったですが今回はかなり期待できそうです。
早々に準備をすすめ、雨宮船長より最近の傾向と要点を説明して頂きました。

中層に浮いた群
Pc133845 カマス釣りというと底から数m前後を探るイメージが強いですが最近は群が浮いている模様。「水深は300mあっても150m前後を探ることが多いね」と船長。どうやら群の規模も大きく、中層で活発に餌を追っているようです。
浮いた群といっても釣り方は「普段と同じ」だそうですが中・小型も多く「小さいアタリを捉えたら、そっと送り込んで食い込ませる。そして強めのアタリが来たらしっかり3回程アワセる」これが重要だそうです。アワセを複数回行うのは硬いカマスの口にしっかり針を貫通させるためでこの動作によりバラシを最小に止めます。

追い喰いを促す
Pb053699 活性が高いときは追い喰いで数を伸ばしたいところ。船長が仰るには「最初の魚をアワセたらその状態で次のアタリをとる」とのこと。一匹掛かればその魚が暴れることにより適度に餌が動いて誘いになります。そこに次のカマスがアタってくるというわけです。
これだけでも十分に釣れますが更なる釣果を求めるならもう一工夫しましょう。標準3本針の仕掛けですが高活性時は連結するなどして針数を増やします。「針数が倍なら釣果はそれ以上」と船長もいうように探れるタナが増えることによってアタリも確実に増えます。
しかしアタリの最もでるタナは案外狭いものです。そこで同じ流しの中ならば船長のアナウンスや回収した仕掛けからカマスの濃い層を探り出し、アタリが出る度にそのタナに餌の付いた針を入れるようにして行きます。一番上の針をタナに入れているのならアタったらアワセて幹間分巻き上げる。それを繰り返すことでより多くのカマスを掛けてゆくことができるでしょう。

二ノ宮沖にて実釣スタート
Pc133839 二ノ宮沖まで約40分。到着すると同じくカマスを狙う平塚庄治郎丸やアジ船・オニカサゴ船がちらほら。天候の割に波は穏やかで釣りに問題なさそうです。
しばらく僚船の側を動いて反応を見つけると投入の合図。最初の指示棚は80mとかなり浅め。さぁ今日の活性はどうでしょう? 期待に胸膨らませる1投目。錘150号をつけた仕掛けは落下速度も早く、80mまではすんなり到着。そしてクラッチを戻すと同時に「コツ、コツ」と小さいアタリ。船長のレクチャーに従いこれを送り、「グッ」と押さえ込んだところでアワセ! しかしこれは掛からず・・・。次のアタリを待つと今度は竿先を激しく揺らす引き込み。実に見覚えのあるアタリに仕掛けを高速で巻き上げると付いていたのは30cm強の細身のゴマサバ。食べるにも微妙なサイズです。それよりも他の針を確認すると見事に下だけ噛じり取られた切り身が2つ。やはり先程のアタリはカマスだったようです。
「朝方はサバが多い」船長の説明通りしばらくはサバ多数。しかしその中に混ざる微妙なカマスのアタリ。サバの邪魔の中でこれを捉えてアワセるには集中力が必要です。
しかしカマスの活性は悪くありません。船内でもポツポツとカマスが取り込まれてゆきます。
私も2投目で待望のカマスGet♪ その後も流し替える度にアタリが出て数を伸ばして行きます。

本命に近づくサバ対策
Pb223770 順調にカマスのアタリを捉えて行きますが困ったことに朝が過ぎてもサバの活性は下がりません。サバの活性が高いと落下途中の仕掛けに食いつき落下を止められてしまいます。いくらカマスの活性が高くとも泳いでいるタナまで届かないことには釣り上げることは不可能です。
このとき着目したいのは針や夜光玉。アジビシ釣りをされる方ならご存じと思いますが、アジ釣りにおいてサバが多いときは夜光玉のない銀針を仕掛けを用います。本命へのアピール力も下がりますがサバに気付かれず本命へアプローチする機会が増え結果として釣果を伸ばせます。
カマス釣りにおいてもこれは同じです。仕掛けを地味にすることでサバを突破するのです。渚丸のオリジナル仕掛けはこの点に考慮し3本針中、夜光玉はピンク一つが付くのみ。取り外しも可能で高確率でカマスのタナを攻めることが可能です。

多点針で攻める
Pc133834 やがてサバの群も薄くなり、仕掛けがタナに到達する確率も高くなってきました。しかもカマスの活性は変わっていません。そうなればぜひ行いたいのが針数の増設。具体的には仕掛け連結や多点針仕掛けへの交換です。
これにより攻められるタナも広くなりチャンスも倍増。先に記した通りカマスの濃いタナを探り出して効率的に探れれば数も飛躍的に伸びます。チャンスは最大限活かしましょう。
ただし欲張り過ぎは禁物!針数が増えればそれだけ手間も増えます。自分が扱いきれない針数になれば手返しの低下とトラブルを招き釣果を落としかねません。あくまで自信の扱いきれる数にしましょう。
また針数を増やすつもりならマグネット板は必須。きちんと針を整頓して並べればトラブルの無い投入が可能となります。
もし多点針仕掛けを自作するのであれば幹間を多少詰めた仕掛けがおすすめ。通常は120cm前後を100cm前後にすれば仕掛け全長を抑えつつタナも探りやすい。カマスのタナは広く15mほどで通常は10m以内がほとんどです。

大型来遊!ハリス切れを防げ
Pb053714 増えた針数によって順調に数を重ねてゆきますが「グン、グン」と小さい魚信ながら最初から本アタリを出してくるアタリも増えてきました。それと併せてポツリポツリとハリス切れも出てきます。こうしたアタリを上手くアワセて上げると大抵は良型カマス。これらをより多くしとめるにはどうすればよいのでしょう?
雨宮船長に尋ねると
「大型は口も大きく、アタリを逃すと飲まれて簡単に切られてしまう。だからアタリを見逃さずにしっかりアワセる。このとき大型は口が更に硬いので3回のアワセを巻きながら行うと巻き上げの力も加わり針を貫通させやすくなる」
さすが日夜カマスを研究し「釣りもので最もカマスが好き」と公言する船長です。時折操舵室から出ては瞬く間に数を重ねる技術は凄まじいの一言。空いている日は時折竿を出されるので一見の価値ありです!

針のカラーも釣果に影響
船長のアドバイスを受けて良型カマスも上がるようになってきました。クーラーにもすでに多数のカマスが収まっていますがカマスの喰いは止まりません。仕掛けを下ろせば依然高確率でアタリを捉えらることができます。
この状況に針のテストを敢行!岸から狙う小型カマス釣りでは金バリにフラッシャーのカマスサビキがド定番です。しかし船で狙う大カマスに派手な針を用いた仕掛けを見ることはありません。ですがフィッシュイーターであるカマスが派手な針を嫌うと思えません。高活性なら派手な方が効果は高いのではと考えられるのです。
そこで事前に用意した「金平打ち・銀ホロ・黒」の3種の針を取り出し、流し替えの間に交換し実験開始。一投目から順調にアタリを捉え、沖揚がりまで続けてた結果は以下の通り。

Pc133835_2・金平打ち
アタリは最も多くカマスへのアピール大。しかしサバの邪魔も最多。
結論:カマスの活性が高い時や日照の少ないときに効果的。

・銀ホロ
アタリもまずまず。サバの邪魔も普通で実に平均的。
結論:迷ったらこのカラー。どの状況にも程々の結果。

・黒
アタリは少な目。しかしサバの邪魔が少なく本命確率は最も高い。
結論:サバ多数やカマスが低活性なときは効果的。

針のカラー1つでも侮れません。魚に最も近い部分だからこそ拘らなければならないのです。

Pc133842_2 このような実験を行いながらでも今回は47匹の釣果を達成。中層に浮いたカマス攻略や針カラーにおける喰いの差など有意義な経験ができました。釣期は短くもゲーム性の高さとアフターフィッシングの食味はトップクラス。タチウオやカワハギに楽しさを感じる人であればすんなり入門できるでしょう。釣期の短い釣り物ですが是非チャレンジしてみて下さい。

さらに詳しく知りたければ・・
日夜カマス釣りを研究する雨宮船長。わからないことは聞けば親切丁寧に教えてくれるでしょう。
そして現在「つりビジョン」HPにて渚丸の特集を放映中!これをみれば釣り方から船長の人柄、カマスの調理までしっかり覚えることが可能です。
必殺!釣果請負人 神奈川県片瀬新港「渚丸」
さらに先月「@ニフティつり」にて渚丸のカマス船レポートも掲載されています。この時はやや渋めの活性でしたが詳しくテクニックが記載されているのでぜひご覧下さい。
相模湾の秋の風物詩、アカカマスを狙う! -実釣編-
相模湾の秋の風物詩、アカカマスを狙う! -準備編-
併せて参考までに私の前回釣行のレポートです。
誘いが勝負!深場の大カマス

Pb053702片瀬 渚丸
℡/0466-33-1091

【大カマス船】

餌・氷付 9500円

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2010年11月27日 (土)

激熱!相模湾泳がせブリ

  ワラサ釣りで盛り上がっている頃、相模湾に更に大型のブリが来遊していたことをご存知でしょうか?アジ船のハモノ仕掛けにて浮上した10kg弱のブリによって瀬ノ海のハモノ泳がせ釣りは一気に盛り上がりを見せています。

Pb223793

泳がせ船出船開始!
Pb223765_2 この状況にすばやく対応したのは大磯 邦丸。この夏は相模湾のルアーキハダ・本ガツオ・ワラサなど大~中型青物を狙い高い実績を残してきました。大型狙いならこの船宿です。
邦丸のスタイルは最初に餌のサバ釣り→後半泳がせ釣り。ですのでアジビシ・泳がせの二つのタックルを準備する必要があります。

泳がせタックルは
Pb223767 ・2m前後の青物ロッドやグラス系ビシ竿
・PE6号200m以上巻ける中型両軸リール

仕掛けは胴突き型。船宿HP上の仕掛けはハリス14~16号1.5mに針はヒラマサ14~16号。親子サルカンにハリスと錘150~180号を接続するスタイル。お好みで幹糸や捨て糸をつけて作成すれば絡みのトラブルも低減できます。
船宿では泳がせ仕掛けの販売はしておりませんので必ず事前に準備しましょう。

まずは餌の確保から
Pb223766 週末は満船状態(限定12人)だった邦丸も月曜日は多少減って片舷4名での出船。泳がせ釣りというからにはまず餌を確保しなければなりません。いかに短時間で多くのサバを獲れるかが勝負!これに時間を掛けてしまうと後のブリ釣りの時間が短くなってしまいます。
餌のサバ釣りはアジビシ釣りを中層で行うスタイル。イワシミンチを130号のビシに詰め、がしがしシャクって寄せてゆきます。このとき仕掛けはアジ用のものでは太くてもハリス3号前後なのでイナダ仕掛けを短くカットして使用すると便利。これならハリス4号以上なので多少手荒に使っても切れる心配はありません。
Pb223771 また活サバを弱らせない心がけとして
・素早く針を外す
・できるだけ魚体に触れない
・すぐに生け簀に移す

以上3点は確実にこなしましょう。もし鰓を傷つけ出血させてしまったらすぐに弱り餌にはなりませんので隔離してください。

泳がせ釣り開始
Pb223770 餌のサバがある程度集まったらいよいよ泳がせ釣りです。サバ釣り場より少々移動しやってきたのは瀬ノ海。アジ釣り場として有名で多くのベイトフィッシュが回遊することからこれを狙って大型青物も姿を見せます。この大型青物の回遊コースを予測し、魚探に映る反応を見ながらポイントを選定してゆくのです。
泳がせ釣り最初の作業は活サバの針付けです。少しでも元気な状態を保つべく、生け簀より出したら素早く針付けしましょう。口から上顎へ針を抜き、水面で泳がせ異常がなければ海底目指して沈めます。水深は100mほど指示タナは底から3~5mです。

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活きの良さが捕食魚を誘う!ずれ防止に懐へソフトビーズも有効

船長に聞く泳がせ釣りのポイント
Pb223792 指示タナでサバを泳がせるだけに見えるこの釣りでも、当然船内に釣果差は出てきます。貴重な大型ブリをしとめるにはどうすればよいか?味澤船長聞いたポイントをまとめると以下の3点が重要なようです。

・ロッドが突っ込むまで持たない
30cm程のサバを飲むには時間が掛かる。針についている限り何度もアタックを繰り返すのでじっくりと針掛かりを待つことが大事。

・送り込み厳禁
餌をくわえているときにテンション変化を与えると離してしまう事がほとんど。また手に持つと十分な食い込みを待ちきれない人が多い。

・ポンピング不要。掛かったらドンドン巻く
引き込みは強烈だが顔を向けさせれば意外と巻ける。指定仕掛けやタックルを用いればロッド角度を保っての巻き上げが可能。不用意なポンピングはブリに反転の隙を与え、ファイト時間増加によるサメの食害やオマツリのリスクを増大させる。

さすが経験豊富な船長のアドバイス。しっかり実践して大物をしとめたいところです。そして恐縮ながら私からも追加させて頂くと

・予備の仕掛けは多めに
一瞬が勝負となる大型魚だけに「時合にオマツリほどき」ほどバカらしいことはありません。時間の掛かる絡みなら即切断し次の仕掛けを出しましょう。

相模湾に大型ブリが回遊している幸運に感謝しつつ、全力で挑み打ち勝ちましょう!

いきなり本命ヒット!
船長指示タナへセットしキーパーへセット。下手な手持ちより確実な置き竿。熟練の泳がせ師なら手持ちで探ってもよいでしょうがアタリから引き込みを待ちきれるだけの我慢には自信がありません。それよりも状況をtwitterにてリアルタイム更新を・・・。とキーを打ち始めた矢先でした。
Pb223768 目の前でサバの振動を伝えていたロッドが大きく上下。時に跳ね上げられ時に引き込まれ、早速アタリが来たようです! その様子にロッドへ近づきスタンバイすると「まだだ!」と船長のアドバイス。まだアタリ段階「掛かるのはロッドが引き込まれてから」先の言葉を思いだし逸る気持ちを我慢しつつ様子を見ていると今度はロッドが海面に突き刺さりました。
このタイミングでロッドを引き起こしがっちりフッキング。すると中々のパワーで抵抗しロッドは満月を描いています。「どんどん巻いて~!」後ろからのアドバイスを受けながらグリグリ巻き上げてゆきます。時折ドラグを滑らしながら海面に姿を見せたのはワラサより一回り大きな魚体のブリ。船長の差し出すネットに無事に収まり、船中1本目をゲットしました!
仕掛けを下ろしてから僅か3分。最初の魚は85cmでした。そしてこの1匹を皮切りに今月1番ともいえる荒喰いが始まりました・・・。

アタリラッシュ♪アワセが勝負だ!
Pb223772 本目を舳へ置いたクーラーへ運んでゆくと船内2名が同時ヒット!左舷舳1番の釣り人のロッドが大きく絞り込まれています。「ポンピングしないでドンドン巻いて!」と船長からも激が飛びます。これも大きそうだと思った矢先、残念ながらロッドから重みが消失。巻き上げてみるとヒラマサ針が折られています・・・。残念でしたがもう一人の釣り人はしとめた模様。右舷側で上がったのは96cm!文句無しのブリです。
そして約10分後、針を折られた釣り人と我が父にアタリ到来!父はアワセを待ちきれずスッポ抜け・・・。しかし先程の雪辱に燃える釣り人はがっちりフッキング!「今度は逃さぬ」という気合いの入ったファイトで浮上したのは99cm!1mまで僅か1cm足らずも見事なサイズです。
まだ続きます。次のアタリは15分後。船中ほとんどの人にアタリ到来。左舷側4人は我が父を残してヒット!右舷でも掛かった用です。
1匹上げれば要領はもう大丈夫♪ 愛竿マッドバイパースティングを大きくしならせればロッドがぐいぐい魚をリフト。ロッドの角度が戻ろうとする速度に合わせてリールを巻けばゆうゆう浮上してきます。左舷側の掛けた3名は全員ゲット!この調子でどんどん行きましょう♪

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アタるときは同時が多い!オマツリに注意し数を伸ばそう

ついに父にもヒット!
開始直後と比べてアタリの減ってきた船内。見る限りアタリはヒットの約3倍。ヒットはゲットの約2倍。平均するとアタリ6回に対して1匹獲れれば良い状況です。が、あくまで平均の話で船長のアドバイスをしっかり遵守すれば確率は大きく向上。何事も船長の話は聞くものです。
Pb223779ここまで苦戦が続く我が父。何とか釣ってほしいのですがどうしてもアタリを我慢しきれない様子。確かに他魚の釣りと比べれば掛かっているように見えるほどロッドは曲がりますが相手はブリ。ここの我慢が意外と難しいところなのでしょう。
アタリを求めて船も小移動の繰り返し。最初のポイントは良かったのですがサメが現れてからアタリ減。以降はポツポツとアタリを拾いながらの釣りとなっています。ブリ自体の活性は決して低くはないだけにサメが恨めしい限りです。何度かの流し替え後、大きめに移動し多数の船が集結するアジ船団の中へ。これが吉で再びラッシュが始まりました・・・。
アジ船団のほぼ真ん中。リズミカルにコマセをシャクる船の中ではやや異様にも見える泳がせ船のロッドが次々にアタリを捉えます。久々の連続ヒットに船内の空気も再びヒートアップ!90cm級にやや小振りとなるワラサ級が数本船に取り込まれてゆきます。このラッシュに私は88cmを浮上させるも次のアタリで無念のラインブレイク・・・。1本目を上げたあと仕掛けの点検を怠って直ぐに下ろした事が敗因です。大きかっただけに痛いブレイクとなりました・・・。
Pb223780しかしこの状況にも取り残される我が父。仕掛けも餌も私と同じなのですが何故アタらないのでしょう・・・?
ですが諦めない努力が最後にやっと実を結びました。終了まで後30分で父に待望のアタリ。「まだだ待てよ!」と船長も状況を見守ります。周りのアドバイスに揺れる穂先をじっと我慢し、そしてやってきた大きな引き込みに「いけ!」「今だ!」との歓声と同時に渾身のアワセ!ぐいぐいと絞り込まれるロッド。やっとフッキングが成功しました。
Pb223783 しかしフッキングしたからといって安心などできません。ファイトはここから開始なのです。大きく引き込みを見せるブリ。ロッド・リールの強度は十分も父は大物とは2年半振りのファイト。ブランクは体を硬くさせ、老体の体力を確実に減らして行きます。
それでも最後のチャンスだからこその必死な巻き上げ。波状的にやってくるブリの引きをいなし、体力と闘いながら10分の時間を要して浮上させたのは87cmとまずまず。最後まで抵抗を見せたブリも船長の出すネットに一発で収まりファイトはここに幕を下ろしました。

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最後まで頑張った会心の1本! 船長と息をあわせてネットに誘導します

最後に良型ゲット
4_2やっとブリを釣り上げた父。これで集中して自分の釣りに戻れます。残り時間は15分ほど。最終流しのスタートです。
「何とかアタリを・・・」と仕掛けを下ろすと、タナ取りと同時にアタリ到来!思いのほか早いアタリに驚きつつも引き込みのタイミングを計ってアワセを叩き込みます。大きく引き込まれるロッド。アワセも決まり重量感は今日一番。これは確実に取りたい1本です。
時折滑るドラグに注意を払いながらサメの襲撃が来ないことを祈りつつ慎重ファイト。そしてゆっくり上がってきたのは97cmの良型♪ 最後に良いサイズをしとめることに成功しました!

今回は大漁♪
Pb223793 今回は船中ブリ11本にワラサ混じり。私は4本で竿頭ゲット♪ 久々に「釣った!」という感覚を味わえました。他に3本の方が2名と良い日に当たったようです。
邦丸では泳がせブリ船が始まってからメーターオーバーのブリや大判ヒラメも上がり好調維持。釣果に多少の波はあるものの、この調子ならしばらくは期待できそうです!全般的にみてブリ類は低気圧接近前が有利です。天候が崩れ気味の日を狙えば思わぬ大釣りに巡り会えるチャンスがあるかもしれません。

他海域も臨戦態勢
ブリで盛り上がっているのは瀬ノ海だけではありません。沖ノ瀬海域では毘沙門よりハモノ船を出船開始。週末限定出船が多いですが釣果が上向いてくれば平日出船も始まります。こちらはヤリイカを釣りながらのイカブリスタイルで8名限定出船。ハイシーズンには満船御礼となるほどの人気を誇ります。
またイカブリといえば既にスタートした初島海域が超有名! こちらは夜釣りで夕方より出船し前半ヤリイカ、後半泳がせにてブリを狙います。今年は初日から8kg級が頭4本しかも2名!例年12月上旬より本格出船し年内一杯が有望。10kg級も多く混じってきます。
大物狙いでは年内最後のターゲットとなるブリは意外と近海に潜んでいます。海域・釣方を選んでぜひ狙ってみてはいかがでしょう?

Pb223765 【利用船宿】
大磯 邦丸
℡/0463-61-4845
泳がせブリ船 10,000円

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2010年11月21日 (日)

シーズン突入!ライト深場五目

 寒い季節は鍋のおいしい季節♪ 食欲の秋ですし食味優先の釣り物も多くあります。特に深場の魚たちのは脂の乗りも良く、上がってくるまで何が掛かっているか分からないドキドキ感もあり最近注目度が上昇中です!

Pb123722

深場釣りの入門
深場(深海)の釣りというと強烈な重量と値段のタックルに何十本と連なる針と巨大な錘を付けて、回収すれば針の数だけ魚が着いてくると思っている方も少なからずいると思います。たしかにそれも間違いではありませんし、そのような状態の釣り場があるのも事実です。しかし、はっきり言ってしまえばそれば旧世代の深場釣りになりつつあります。
昨今の深場釣りはもっと手軽に、そしてテクニカルに進化を始め、釣趣も向上し敷居もグッと下がり入門し易くなっています。

通常の船釣りに比べればはるかに重たい錘を使用する深場釣りですが、この釣りもライトタックルとヘビータックルに二分することができます。

P4081937 [ライトタックル]
水深500m前後・使用錘300号まで。道糸PE6~8号500~800m、針数10本前後で狙う釣り物が部類されます。
マダラ・アコウ・キンメ・ムツなど近海で狙える多くの深場釣りが該当し、船宿でのレンタルタックルが完備されているところも多くあります。乗船料金も通常の船釣りと同じくらいなので比較的入門も容易でしょう。

Pc011485 [ヘビータックル]
水深500m以深・使用錘500号前後。道糸10~14号1000m以上、針数15本以上で狙う釣り物などが部類されます。
鉄筋錘を使う伊豆諸島キンメや1000m以深を狙うベニアコウ、100kg近い巨体のアブラボウズなどが該当し、狙う船宿や海域は少なめです。海域が遠距離であったり長大な仕掛けを扱うため乗船者を多く乗せることができず、結果として乗船料金も高めになります。ライトタックルを経験してから挑んだほうが無難でしょう。

魚の走光性
深場釣りといえば巨大な水中ライトやタコベイトが印象的でしょう。しかしこれらの用品は全ての魚を狙うのに適するわけではありません。
光の少ない深海魚を狙う際に意識したいのが「走光性」です。深場五目で狙う魚の中でも光を好む「正の走光性」と、光を嫌う「負の走光性」を持つものがいます。
正の走光性を持つものはアコウダイ系・マダラ・アカムツ・メダイのターゲットと厄介なサメ類・スミヤキ・タチモドキ・シマガツオ・バラムツなど。負の走光性を持つものはキンメダイ・クロムツが該当します。
深場だからといって何にでも水中ライトや夜光玉を付ければ良いわけではありません。特に負の走光性をもつ魚を狙う際に発光器具をつけてしまうと、本命魚が掛からないばかりか船下に縄切魚を寄せてしまい船全体をトラブルに巻き込むことになりかねません。ですので五目釣りで出船される際はどんな魚を狙うか事前に船長へ確認をしましょう。

初心者も安心♪ 小坪太郎丸
P4081952 今回お邪魔したのは小坪の太郎丸。深場五目をメインに夏場は青物も狙い、親切丁寧な高橋船長の人柄もあって高い人気を誇る船宿です。レンタルタックルも完備されクーラーと衣料だけで挑むことも可能です。
11月12日この日も満員御礼で出船。目指す釣り場は東京湾口と伊豆大島の間にある沖ノ瀬。航程約1時間ほどかけて移動すると海外港の伊三郎丸が同じくキンメを狙っている模様。早速、太郎丸も濃い反応を見つけスタートとなりました。
P4081950太郎丸の標準仕掛けは胴突10本針。ムツ針18号にハリス10号、錘250号を使用します。もし初挑戦ならば針数は減らして挑んでも良いでしょう。扱いきれない10本針より扱いきれる5本針のほうが捌いていてストレスも少なく、絡みが少なければ結果的に釣果も伸びてゆきます。
釣り方は仕掛けが着底したら2~4mほど錘を浮かせてアタリを待つスタイル。数投で魚がどの高さに最も反応が良いかを見極めて錘の高さを調整すると良いでしょう。餌はサバ切り身が標準ですがお好みでイカや鮭皮などを持ち込みもOKです。

投入からタナ取りまで
太郎丸の投入は舳先からの合図とともに順次投入するスタイルです。投入は乗船時に配られる大型マグネットに仕掛けを並べての投入と、治具(掛け枠)に巻いての投入があります。

Pb123723 [マグネット投入]
・仕掛けの扱いに慣れていない場合や風が弱いとき向き。
・マグネット上に針を順に並べ、合図で錘を投入。
利点:初心者にも投入は容易。同じ仕掛けを使い続けるので経済面に優れる。
弱点:トラブルがあると投入を逃してしまうことも。強風下は仕掛けが吹き上げられ絡みが多発。

P4081938 [治具投入]
・海況が悪く風もある様なときに有効。
・治具に巻いた仕掛けを合図で錘を投下します。錘は投げ
利点:荒天でも確実な投入が可能。10本以上の針数もOK。
弱点:現場巻きは慣れが必要。二組の交互使用が望ましい。

基本は確実な投入です。自分の好みにあった方法で仕掛けを入れましょう。この日はマグネット投入の方が多め。風も少なく針数が少ないのならこの方が楽ですね。

無事に仕掛け投入ができればスプールをサミングしながらスムーズにラインが出るようにしましょう。投入しっぱなしで放置してしまうとウネリによって竿先が暴れ、ライン放出速度の変化を生じさせてバックラッシュなどを引き起こします。
着底したら糸フケを取って底ダチを取り直します。数百mも仕掛けを下ろすと糸フケもかなりの量となりこれを放置するとアタリが分からないばかりかフケた糸によって他人の仕掛けにオマツリするなど良いことはありません。
糸フケも取れて正確な底ダチが取れれば船長指示のタナまで引き上げましょう。ここのタナ取り動作が深場釣りの釣果を大きく左右ます。船長の指示は底から2~4mと幅があり魚探反応のエリアを示しています。仕掛けの全長は針数によって10~15m。長いようなら低めに短いようなら高めに合わせれば濃い反応を直撃しやすくなります。基本動作をしっかり行えばトラブルも減ります。ちょっとしたことの積み重ねで釣果を伸ばしてゆきましょう。

アタリ到来!魚種は何だ??
各自の仕掛けがタナに入ると次第に魚信を捉えるロッドが増えてきました。ここから追い喰いでいかに数を伸ばすかがこの釣りの醍醐味!バラシを少なく魚がつけば赤い魚の鈴なりも夢ではありません。
沖ノ瀬のキンメ・ムツ類はアタリがあればタナはそのまま。アコウ・タラ類はアタリがあれば錘を下ろしてラインを送り出す方法がセオリーとなります。この時、アタリで本命を見分けられると非常に有利。経験が必要ですが本命魚系はアタリが鋭く短いものが多く、外道系はアタリが小さくモゾモゾするものや、やたら暴れるものが多く感じます。最初から見分けることは不可能ですが、アタリを見ながら何が何匹などと予測する習慣をつければやがて正答率も上がってゆくでしょう。ちなみに現在の深場釣りを牽引する某アングラーは匹数から魚種まで高確率で当てるレベルだそうです。

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穂先は常に注目!最新タックルは遥か深場の魚信も明確に捉えます

スムーズな回収で釣果UP♪
Pb123725 ある程度の魚信がロッドに伝わったところで巻き上げ開始。巻き上げ速度は魚が付いているなら毎分100m以下の速度に設定し、ドラグは強い引きや高いウネリを通過するときに巻き上げが止まる程度に設定しておくとハリス切れや口切れを防ぐことができます。
巻き上げが止まり、仕掛けが水面まで上がってきたらいよいよ取り込みに入ります。仕掛けの連続使用が前提となるライト深場の釣りでは整理整頓しながら回収しなければなりません。幹糸を手繰り、針を持ってゆっくり引っ張れば溜まったヨレが幹糸接続部の親子サルカンによって解かれてゆきます。サルカン結び目の切れ端同士が絡んで回転が妨げられていることも多いのでこれらも解きながら引き上げ、針をマグネット上に並べてゆきます。決して焦る必要はありません。確実にヨレを取りながら回収してゆきましょう。
また回収した針に魚が付いている時はそのまま足下に降ろしては幹糸上で暴れて糸絡みを発生させます。座席後部にスペースの余裕があるのなら魚の付いた針は座席後部に降ろしてゆきます。このようにすれば回収した魚に糸を引かれることはあっても幹糸を大きく絡められることは無くなります。
そしてキンメやムツなどの口切れしやすい魚を狙っているときは抜き上げの際に玉網のサポートが欠かせません。玉網を水面に構えてもらい万が一落下したらすくってもらいます。隣同士で協力して確実に回収しましょう。

真っ赤な反応に遭遇!
Pb123727 1流し目からポツポツとキンメが上がり、ほとんどの人が釣果を得ました。私も無事に1枚ゲット♪ オマツリがあったのでこれが無ければ3枚ぐらいは付いていた感触でしたが良しとしましょう。
感触は良かった1流し目でしたが太郎丸はやや大きめに移動。今度は反応の濃い250m台で数釣りを目指します。2流し目のこのポイントでは降ろした途端に魚信到来♪ 探見丸に映る反応も濃く、底から15m前後まで反応が広がっています。アタリが続く船内。船長からも「良い反応入ってきたよ!」とアナウンス。各々が期待の眼差しで竿先を見つめています。
と、ここで竿先の動きに変化が起きます。引き込みは然程強くなくも大きめの振動が出始めました・・・。サバです。船長からも「上の方はサバっぽいね」とのアナウンス。あまりサバが暴れると折角のキンメも振り落とされてしまいます。自由巻き上げの太郎丸ではどのタイミングで巻き上げるかが各自に任されます。釣果に直結する状況だけに判断は慎重にしなければなりません。
各自の巻き上げが始まる中、あえて最後に巻き上げをスタート。この理由はロッドが軟調子ゆえにバラシのリスクが少ない事と、取り込み直前で暴れるサバによる仕掛け同士のオマツリを避けるためです。
多少遅れて巻き上げると仕掛けにはキンメ2枚にサバ2匹。餌の外れていた針が4本あることから少々待ちすぎだったかもしれません。しかしここで新鮮サバが手には入ったのはラッキーです。

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どのタイミングで上げるかも釣果の分かれ目!太郎丸は探見丸も対応!

サバごと落とす!
船を戻して3流し目も再び同場所を攻める太郎丸。スムーズに投入も終わりサミングをしていると100m前後より急に落下が遅くなり竿先が揺れ始めました。どうやらサバが付いたようです。これが複数匹で仕掛けの落下が止まってしまうようなら巻き上げざる得ませんが魚信を見るに幸い1匹のみの様子。これならばそのまま落下させた方が吉です。
100m前後で付いたサバも250mまで降ろせば流石に弱ります。通常より微弱な抵抗になったサバは餌を揺らすのに最適! 思い通りキンメの魚信が続きこの流しでは3枚ゲット♪ さらに回収巻上中に先の流しで手に入ったサバの切り身も完成し、次の流しに期待大です。

新鮮サバ切り身炸裂♪
Pb123742 新鮮サバの切り身は輝きも良く、しっかり切れていればかなり期待できる餌です。これを手にするためには切れ味の優れた包丁とまな板は必須。更なる釣果を手にするためにも是非用意しましょう。
この餌を使用した4流し目は鋭いアタリ到来!キンメより強めに引き込むアタリに只ならぬ気配を感じます。同様のアタリとキンメのアタリを捉え、ある程度ロッドに重量感が乗ったところで巻き上げ開始。途中で重量感が減るバラシもありましたが水面まで上がってきた仕掛けには待望のクロムツの姿♪ キンメも付いており一番下の針は切られていました。おそらくこの針もムツが付いたのでしょうが歯の鋭いムツは掛かりどころが悪いと簡単にハリスを切ってしまいます。
やや残念でしたが早速新鮮サバ切り身の効果がでました。この調子でどんどん追加してきたいところです。

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脂が乗って美味しいムツ。鋭い歯に要注意!掛けた針とハリスもチェックしよう!

喰わせの「間」がポイント
Pb123736ここから数流しはポツポツとキンメが掛かってきます。日が高くなってやや喰い気が落ちたのでしょうが、それよりも気に掛かるのは風浪の悪化。波が立ち始め、思うような流しが困難になってきたようです。
そのような中でも時折探見丸には反応が映し出されます。日中のキンメは群の移動も速まりチャンスは一瞬ということも多々あります。
しかし一匹でも掛けられれば群の移動を多少遅らせる事は可能。風浪でロッドも暴れ、仕掛けの動きも激しくなる一方ですが、動きを止めて喰わせの間を作れば掛けるチャンスはあります。
波が高くなったのならキーパーに預けたロッドを起こして腕で船の動揺を吸収し仕掛けを制止させ「間」を作ります。今回はそれで一発! 周りが渋い中で次々とアタリが続いてきました。
波にあわせてドラグを微調整し、バラシを抑えて巻き上げると海面下には赤い魚体♪この流しではキンメ5枚ゲット!空針は3本あったので魚自体は8匹いたのかもしれません。

荒天にて早揚がり
Pb123740 強まる南西風に正午を前にして最終流しのアナウンス。最後は水深430mの今日一の深場です。ここは出れば美味しい脂キンメとのいうこともあり俄然気合いが入ります。
水深が深くなると糸フケの量も増加し、ラインの伸び率も相まって250m台に比べると着底の感触も曖昧になってきます。
2回ほど底を取り直し、錘を2m浮かせて魚信を待ちます。強くなる船の動揺も深くなった水深には程良い誘い。時折、ロッドを起こして間を作り誘ってゆくと待望のアタリ!最終流しということでじっくり追い喰いを待つも追加アタリは無し・・・。ゆっくりと巻き上げると下から2本目に脂キンメが付いてきました♪ この位置ですと最後は錘底ベタでも良かったかも・・・。この辺りの読みはまだまだ場数が必要なようです。

年内はキンメ・ムツ!年明けよりアコウも
Pb123743 今回のキンメ五目船ではキンメ14枚で次頭。頭は19枚でしたので空針が出た流しを修正できれば今後追いつけそうです。
現在はキンメ・ムツが中心の太郎丸ですが2月~5月頃には大本命のアコウダイも姿を見せるようになり、時折超高級魚のアカムツも混じえながら盛り上がってゆきます。
同じような仕掛けでも魚によって微調整をする精細さが求められる深場釣り。見た目の印象よりずっと繊細なこの釣りは昔よりもずっと身近になりました。食べて美味しい魚が多いのも魅力。
この冬、深場釣りの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょう?

P4081950_2【利用船宿】
小坪 太郎丸
TEL/0467ー22-7662
キンメ五目船
餌・氷付 11,000円

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